フレオライト

Vaše slzy jsou krásné.

宝石 / 偏愛 / 嗜虐

World view

世界観

架空16世紀、とある国、とある街。
一人の錬金術師が生み出した人造人間「フレオライト」。
スヴェトラーナと名付けられたそれの涙は空気に触れると美しい宝石へと変化する。
その噂はたちまち王侯貴族の間に広まり、誰もがフレオライトを欲しがった。
錬金術師はさっそく量産に取り掛かるが、7体目を生成した後突然死してしまう。
その生成方法は謎に包まれたまま。
フレオライトを手に入れたい王侯貴族達は、残された個体を繁殖させることにした。
試みは成功し、次第に繁殖技術が体系化されると街はフレオライトを求める者、生産に関わる者で賑わっていった。
現在ではフレオライトは愛玩動物として広く親しまれている。

Fleolite

嘆く石

錬金術により生み出され、現在は繁殖によって個体数を増やしている人造人間。
法律では彼女たちは人ではなく「物」であるとされている。
涙に限らずあらゆる体液が空気に触れると石化する。
観賞、贈り物、着せ替え人形としてなど様々な楽しみ方がある。

Role

街の人々

【錬金術師】
この街に集まる錬金術師はフレオライトの研究を行う者が多い。
中には国から資金援助されている者もいる。
【ブリーダー】
フレオライトの繁殖を行う。
繁殖方法は国家機密であり、情報の漏洩は固く禁じられている。
【トレーナー】
フレオライトに教育や訓練を施す。
小学生程度の教養や立ち居振る舞いを教え、商品として躾ける。
【宝石商】
愛玩動物としてフレオライトを売買する。
フレオライトの売買が主ではなく、通常の宝石についても取り扱う。
【ブローカー】
労働力としてフレオライトを売買する。
国外への輸出は法律で禁止されている。
【貴族など】
フレオライトを愛好し所有する。
【愛護団体】
フレオライトの人権を主張する団体。

Sharing

二次創作

  • 「フレオライト」の世界観、その他設定を利用したすべての二次創作を歓迎します

  • 作成したキャラクターを使用しての交流もご自由になさってください

  • 不明点についてお聞きになりたい場合は@uru_S3までご連絡ください

Link

あゝいかにわたしが叫んだとて
いかなる天使が
はるかの高みからそれを聞こうぞ

生態について

  • 見た目は人間と変わらず精巧であり、見目麗しいほど価値が上がる。

  • 持ち主となる人間の多くはフレオライトに涙を流させるため身体的に痛めつける。

  • 瞳に特徴があり、宝石のような輝きを放つ。

  • 一般的に、透き通るような白い肌をしている。

  • 市場に並ぶ際には美しい瞳と肌が映えるよう、黒・白を基調とした衣服を身に着けさせるが、着せ替え人形として販売する場合など用途によってはその限りではない。

  • 排出される石は個体の状態により透明度や色味が変化することがある。

  • 定期的に石を排出しなければ身体にひび割れ(面傷)が発生し血液が溢れる。流れた血液もまた空気に触れると石へと変化する。

  • 最初期は血液を与えることを必要としたが、現在では土や石に似た合成飼料が販売されている。

  • 4S(Scarcity=希少性/Scholastic ability=学力/Spectation=容貌/Speciality=特殊技能)と呼ばれる評価項目によりランクが決まる。

  • どのランクでも自発的に言葉を発さないよう躾けられており、人間に逆らうことは無い。

  • 一般にヒトと比べ成長が早く、短命である。

  • 主に市場に並ぶのは見た目の年齢がヒトで言う10歳前後~15歳前後。

  • 売れ残った個体や持ち主がいなくなった個体は労働力として売られたり、ジャンク品として安売りされる。買い手がつかず捨てられた野良個体はスラム街などで売春に身を投じることもままある。

  • 度重なる交配により奇形個体も生まれやすいが、通常流通することはない。

  • 現在はフレオライトの国外輸出は禁じられているが、政治的利用のため積極的に解禁しようとする派閥もある。(なお、闇ルートからの流出も確認されている)

  • フレオライトは大きく分けて生殖用、市場販売用、研究開発用の3種類が存在する。

  • 市場販売用は国営のプラントで製造された後、一定の年齢まで成長すると訓練所に送られる。ここでの成績は販売価格にも反映される。

  • 訓練所では男女共通の白を基調とした衣服を身に着ける。

  • 生殖機能を持つ個体は国によって厳重に管理され、市場に出回るのは生殖機能が排除されたものである。なお、人とフレオライトが交わることは法律により禁止されている。

  • フレオライトは皆、本能的に愛を求める。

始まりのフレオライト

始まりはとある錬金術師が幼くして亡くなった自身の娘に似せて作った人型の生物だった。最初に作られたこの個体の名は「スヴェトラーナ」。
彼女は非常に短命で一週間しか生きられなかったが、錬金術師は心の底から愛した。

錬金術師の死

スヴェトラーナの一件が噂になると、物珍しさに惹かれ出資を申し出る貴族が複数現れた。
錬金術師は研究費用を得る代わりにフレオライトの製造を請け負い貴族に納めたが、その製造方法は誰にも教えようとはしなかった。始めこそ亡き娘にもう一度会いたい一心で研究に望んでいたが、錬金術師も人であり、金に目が眩んだのだとされている。
はじまりのフレオライトの誕生から約20年が経過した頃、研究室の片隅で亡くなっている錬金術師が発見された。死因については他殺であるとも自殺であるとも言われており、真相は闇の中である。

オリジナル

最初期に作られた7体※を「オリジナル・フレオライト」、または単に「オリジナル」と呼ぶ。※スヴェトラーナ、ミレーナ、アルセン、エリシュカ、ユスティーナ、カミル、ダリナ

機密事項

  • 十分に愛情を感じている場合、身体のひび割れは起こらないとする研究があるが、このことがフレオライトの寿命にどう関連するかも含め、実験体が少ないため真偽は定かでない。

  • 奇形個体は全て国が回収しているが、回収された個体がどのように処理されているのかは機密事項となっている。

年齢早見表

(年数+年数÷4)×1.25=見た目年齢
年数+見た目年齢×0.75=人間換算年齢

年数見た目人間換算
000
11.62.2
23.14.3
34.76.5
46.38.7
57.810.9
69.413
710.915.2
812.517.4
914.119.5
1015.621.7
1117.223.9
1218.826.1
1320.328.2
1421.930.4
1523.432.6